近年の獣医療は日進月歩で進んでおり、その進行の速さには、私たち獣医師ですら驚かされます。
特に最近の小動物獣医療では、人の医療と同等の高度医療や最先端医療を求められることも多く、個人の病院では
おのずと限界があります。
当院では、どうしても対応できない場合や高度獣医療が必要な時は、大阪府立大学生命環境科学部付属獣医臨床
センターを積極的に紹介し、高度医療または最先端獣医療の治療を受け、検査後並びに退院後は大学の獣医臨床
センターと連携を取りながら当院で継続的に治療を行います。
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電車 JR垂水駅、山陽電鉄垂水駅より徒歩13分 |
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バス JR垂水駅前より千鳥ヶ丘行き高丸下車徒歩10秒高丸バス停前 |
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車 ・垂水駅前より 名谷線に沿って北進し、高取産婦人科前を左に曲がる。 ・名谷インターより 垂水駅方向へ向かい、クラブ前の交差点右側の道を高丸交番所方向に100M南下。 |
当院では、ご来院の皆様のため専用の駐車場を、
病院のすぐ裏に4台分用意しております。
どうぞご利用ください。
駐車場から徒歩30秒です。
この度、岩崎書房から出版された「しあわせのバトンタッチ ~障がいを
負った犬「未来」学校へ行く~」は、2006年12月に出版された
「命のバトンタッチ ~障がいを負った犬・未来~」の続編。
主人公である「未来」が、飼主であり作者でもある、今西乃子さんの家族
の一員として迎えられ、幸せな生活を送るなかで、作者が「未来」と一緒に
小学校や中学校へ「命の授業」に訪れ、子供たちは目の前を生き生きと
歩く「未来」の姿を見、今西さんが、明日には殺処分が決まっていた子犬が、一人の里親ボランティアにより救出され、九死に一生を得た「未来」という犬の命を通して実感した、「生きていることは変わることができる、どんなに辛いことがあっても生きていれば幸せは、きっと来るんだ。」
「命をつなげることは幸せをつなげること、幸せの階段を一段、また一段、
上がるということだ。」
という話を進めるにつれ、子供たちの目の輝きが変わり、自身の命、他人の
命、動物の命について真剣に考え、生きることの尊さに気づかされ、実感させられていくという素晴らしい一冊である。
著者 | 今西 乃子 |
発行所 | 岩崎書房 |
料金 | 1,365円(税込) |
「命のバトンタッチ」は、千葉県富里市の動物管理センターに収容されている子犬の話で、両足を切断され、目の下を切られ、重症を負い明日には処分されることが決まっていた一頭の子犬が、一人の里親ボランティアにより
救出され、理解ある里親に引き取られ九死に一生を得、今では本当に幸せな毎日を送っているという実話です。
この作品は日本における今後の動物福祉のありようについて、重要なバイブルになり得る一冊であると同時に、命の軽視が叫ばれている昨今、人間教育の出発点である家庭、ある学校において「命の尊さ」「命に対する責任」等、いまいちど「命」について皆で考える機会を持っていただき、その題材としてぜひ推薦したい本です。
なお、最後の解説文を私が書かせていただいております。
ぜひご一読ください。
著者 | 今西 乃子 |
発行所 | 岩崎書房 |
料金 | 1,260円(税込) |
中国四川省の大地震、ミャンマーの大型サイクロンによる大災害と世界各地で大きな被害が出ていますが、人の被害と共に被災地に暮らす動物たちがどうしているのか大変心配になるところです。日本でも今から13年前、
兵庫県南部地域を襲ったあの都市直下型の「阪神・淡路大震災」が発生し、6,434名の犠牲者並びに43,792名の重軽傷者を出す等、未曾有の大災害を経験しました。
この時私たちは一頭でも多くの被災動物を救おうと大々的な被災動物救護活動を行いました。
なぜ私たちが被災動物の救護をしたのか、またその活動状況をノンフィクション作家である今西乃子さんが「すべての犬に里親を」阪神・淡路大震災1,556頭の物語、という一冊の本として5月26日に出版されました。
私も文中に登場します。また最後に「阪神・淡路大震災時の被災動物救護
活動を振り返る」という文を10ページに渡って書かせていただいております。
動物の福祉という面から非常に興味深い本であり、動物を飼育しておられる
すべての方に是非読んでいただきたい一冊です。
著者 | 今西 乃子 |
発行所 | 講談社 |
料金 | 1,365円(税込) |
4月10日、社会評論社から発表される「どうぶつ命名案内」、著者は帝京科学 大学教授の石田(いしだおさむ)先生、私もごく懇意な方で当院の犬や猫の 名前もデータの中に入っています。 第1章は、時代の変化と共に変わる犬や猫の名前、また人と動物の関係、 日本人の動物観の変化によりつける名前も変わってきているという話。 第2章は、動物園どうぶつへの名づけにまつわる苦労話。 第3章は、著者自身が東京多摩動物公園の飼育課長時代の苦労話や 裏話が書かれており、非常に面白い本です。
著者 | 石田 おさむ(いしだ おさむ) |
発行所 | 社会評論社 |
料金 | 1,890円(税込) |