予防と対策 ~ワクチンのお話~

1年1回のワクチンの追加接種をすることにより下記の病気に対する抗体が体内に作られ、 一定量以上の抗体があるとウイルスの感染を受けても発症を予防することができます。

犬のワクチン接種で予防できる感染症 猫のワクチン接種で予防できる感染症

猫はこの他に猫伝染性腹膜炎という、予防方法も治療方法も無い非常に恐ろしい伝染病があります。 こうした病気や交通事故、喧嘩による怪我から愛猫を守るため、最近では室内で飼育する方が増えています。

『犬は8種又は、9種混合ワクチン』、『猫は3種混合ワクチン』

当院における幼令期のワクチン接種推奨プログラム

  • ・犬 第一回目接種(生後9週齢・63日目)
  • ・犬 第二回目接種(生後14~15週齢・100日目)
  • ・猫 第一回目接種(生後8~10週齢)
  • ・猫 第二回目接種(一回目接種から3~4週間後)

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予防と対策 ~犬・猫の不妊手術のお話~

犬・猫共将来子供を産ませる予定が無い場合は、生後6ヶ月~1年以内くらいの間に雄は去勢手術、
雌は避妊手術を受けるようにしましょう。

去勢手術をすることのメリット

  • ・性行動の抑制効果があり、尿マーキングの防止・抑制効果があります。
  • ・攻撃的性格の鎮静効果があります。
  • ・老齢化に伴う前立腺肥大の予防効果があります。
  • ・肛門周囲腺腫の発生予防効果があります。
  • ・会陰ヘルニアの発生予防効果があります。
  • ・睾丸の腫瘍(セルトリ細胞種)の発生予防効果があります。
  • ・猫では雌を求めて外出することが少なくなり、伝染病の感染、交通事故、喧嘩による怪我等から愛猫を守ります。
  • ・手術を受けた動物のほうが、手術を受けない動物より長生きします。

避妊手術をすることのメリット

  • ・面倒な発情がなくなり生涯に渡り妊娠を防止できます。
  • ・不幸な命を生涯にわたり輩出しません。
  • ・2回目の発情までに手術を受けた場合、乳腺腫瘍の発生率を大幅に低下させる効果があります。
  • ・卵巣襄腫、子宮蓄膿症、子宮筋腫、子宮癌等の子宮や卵巣の病気になりません。
  • ・偽妊娠による乳腺の発達や乳汁分泌はなくなります。
  • ・手術を受けた動物のほうが、手術を受けない動物より長生きします。

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ノミ・ダニから動物を守ろう

ノミの寄生による被害

ノミは昆虫類の隠翅目(ノミ目)に属し、梅雨前後から秋にかけ犬や猫の
皮膚に寄生し、ノミアレルギー性皮膚炎を発症します。
近年では夏場だけでなく、地球温暖化や住宅環境の変化によりほぼ
年中生息しています。

ノミにとって好適な温度は18~32度、湿度は75~85%で環境状況が
整えば爆発的な繁殖を繰り返します。
日本の犬に寄生しているノミの80%はネコノミで、ネコノミは人にも
犬にも、もちろん猫にも寄生し、雌雄とも吸血します。

ノミの寄生による被害

ノミが寄生することによる被害

  • ・吸血時にノミの唾液が体内に入ることでアレルギー反応がおこり、
     激しい痒みを伴うノミアレルギー性皮膚炎をおこします。
  • ・瓜実条虫の感染
    瓜実条虫の卵を餌とするノミ(中間宿主)を、痒みから皮膚を咬む時や猫ではグルーミング時に、
     食べてしまうことにより 瓜実条虫が腸管内に寄生し下痢や嘔吐の原因になります。
  • ・人にも寄生し吸血します。

ノミのライフサイクル ノミのライフサイクル

ノミのライフサイクル

ノミを駆除するには

近年では犬・猫とも、一度頚部皮下にノミ駆除薬を滴下することにより、1ヶ月~2ヶ月に渡りノミの成虫駆除、
幼虫の発育を阻害、成虫が産んだ卵のふ化を阻止できます。
非常に効果的かつ安全性の高い薬が開発されています。
お気軽にご相談ください。

ノミの寄生による被害

マダニの寄生は吸血による貧血を起こすだけでなく、犬では、
犬バベシア症といって、バベシア原虫が赤血球に寄生し、
破壊することによる貧血、発熱、食欲不振、黄疸等が見られ、
死に至ることもある非常に恐ろしい病気を媒介します。

猫では、猫ヘモバルトネラ症といって、ヘモバルトネラという
リケッチアが赤血球の表面に寄生し、貧血、発熱、
食欲不振等が見られ、死に至ることもある病気の媒介をすることがあります。

ダニの寄生による被害

ダニを駆除するには

ノミの駆除薬と同じものを使用しますが、効果の持続時間が約1ヶ月間ですので、 ダニの発生期間は1ヶ月に1回駆除薬を頚部皮下に滴下する必要があります。

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